ミニマリストを目指すヅカオタの修行の日々

ヅカオタがミニマリストになるべく奮闘する毎日をつづります

星組こうもり 歌は良いんだが、ストーリーが単調?

こうもり博士の感想は、とても簡素です。何せショーで大興奮してしまったので、記憶が飛んでおります。トップの歌が大変聞きやすいので、それしかあまり覚えていない…。

いや、致命的な欠陥を忘れてはいないか?コンビがコンビたるいわれのない扱いをされていたではないか。

宝塚でやるにはストーリーが破綻しているよ。谷センセー!

宝塚では最低でも恋愛をぶち込んでほしいのですが

この演目、どこでみちふうが恋に落ちるの?みっちゃんの雄大ないたずらに加担するふうちゃんの立場からしたら、勇気と怖いもの見たさと、かつ召使としては博士や伯爵にお近づきになるそのワクワク感、って何かが起きたらあっという間に恋愛モードになるではないか!なれるのですよ!要素としては大いに有りなのにどうしてそうならない。

乙女の気持ちと恋愛の過程がテキトーすぎる。

復讐に重きを置きすぎている。しかも大げさすぎて中身のない復讐。ちょっとえげつない感じもしたし・・・役者は揃っているのにどうしてこんな展開になるのか?

トップの歌は大変よいです。オペレッタという歌い継ぐ形式はとてもマッチする2人だと思います。そしてべに氏が意外とよかったのです。ショーと同様、ワンパターンではありますが、もう少しシリアスにできたらいいと思って見ております。まさお様系のちょっと変わり種系のトップになるのでしょうか?

マギー様は、最近は鞭打ったり警察長官を務めたりで、怖い役が続いていたイメージを木っ端微塵にする程のコミカルな貴公子。赤い軍服にド金髪でほんと貴公子な出で立ち。

衣装と装置はとても凝っていて、なかなか夢々しさが溢れていました。2階席からみていると、衣装のカラフルさもあって、フォーメーションが美しい。

しかし、全体的にはちょっとふざけすぎの印象であります。その度合いが品がないというか、宝塚の夢の世界では、下世話な笑いではなくて美しくウィットに富んだものであってほしいのです。 「復讐」と呼べるのかどうかという点と併せ、このあたりに消化不良を感じました。

しかし、贔屓がいない分、普通に宝塚として楽しめたのは事実です。

贔屓がいると楽しめないのか?雪だと誰がどうでどうこうを常に考えてしまい、思考が現実にぐーんと引き戻されるのです。

最近は原点に戻り、初見でいかに楽しめるか?それが宝塚公演の質だと思い、予備知識なしで観劇に挑んでいます。今回からはパンフも買っておりません(物増やしたくないし)※雪は別。別腹。その点で言えばこうもりは登場人物が多くないし、明快ではありました。逆に言えばこんなに出演者いらなくないか?とも思ったり思わなかったり。だからふうちゃんがヒロインに見えづらいのかな。