物件探訪・最寄りの中古マンション
不動産に関心を持つようになったきっかけの最寄り駅近くの中古マンションは、その時3軒が売りに出されていました。用地がないのでなかなか新築マンションが出ない駅前。自然と高値で中古が売買されています。これまで見てきた物件を振り返ってみたいと思います。
売りに出されたら即売れてしまう活況
今年はマンション中古市場が活況なのか、売りに出たらすぐに買い手がつく状況が続いているようです。この3軒のうち、2軒が内覧日を迎える数日の間に売れてしまいました。
売れたら中を見ることもできません。 結構がっくりしました。
残りの1軒も、その週末で契約がまとまりそうだとのこと。何とか記念すべき初内覧にこぎつけました。
さてそこは駅前の大変良い立地ですが、売れてしまった2軒よりも2分ぐらい徒歩の距離が駅から遠い。築年数はどれも同じ程度。ただ、80㎡超の3LDKとかなり広い(都内の富裕層向けのマンションではこれでも狭いらしいのですが)。それなりの経年感があるものの、綺麗に使われていてなかなか良い感じです。
ただし、新築時より明らかに売り出し価格が高いんですよね。新築物件が出づらいので当たり前ですが、今年の坪単価高騰気流に乗ってやたら高い。それでも売れてしまうのが拍車をかけていて、なかなかその価格が妥当なのか判断がつかない。
そして広いにはいいけど今の私たちに必要なのか?最寄り駅に重量感のあるマンションを購入して、実家とのすみわけはどうするのか、などなど考え購入には至りませんでした。
半年後、同じマンションで別の間取りが売りに出されてまたすぐ売れてしまいましたが、今思えばなかなかいい部屋だったと言えます。
新築戸建ては立地が肝心
突き詰めればマンションだって立地が重要ですが、それ以上に付近の環境に支配されるのが戸建てです。
2軒の中古マンションを見ることができなかったので、近隣の新築の戸建てを見に行きました。
25坪、4LDKだったと思います。駅から徒歩10分前後。
駐車場もしっかりあり、新築はいいなぁと建物を後にしたところ、付近に巨大な鳥小屋を発見。
これは…騒音やアレルギーの恐れ濃厚。
却下を決めた瞬間でした。
幹線道路の騒音や危険性は何とか我慢できても、こうしたご近所さん問題は、最も懸念すべきポイントになると思います。
必要性と直感と
不動産をなぜ検討するのか。どんな生活を送りたいかという現実的な問題と、その物件を一目見てときめくかという、一見相反する要素を兼ね備えないと買ってはいけないという考えに至りました。
これななかなかハードな活動になりそうな予感です。この頃、まだ私はどんな生活を送りたいかという根幹の部分があやふやだったからです。
駅から近い、都心に近い、山手線の内側だったらなおよい、といった茫洋とした妄想しか思い浮かばなかったのです。
そして住宅ローンの審査についても全く知らず、年収と頭金からローンが組める額を割り出し、その額が物件を決める大きな要素となっていくのも、モデルルーム内覧を何件かした後の話です。